European Heart Journal (2019) 0, 1–12
降圧薬を眠前投与すると脳卒中を含む心血管イベントが減るという衝撃の結果
約2万人の高血圧患者を対象にしたスペインの医師主導多施設RCT
40施設のプライマリケア医により日中投与群と就寝前群に割り振りされた
追跡期間中央値6.3年、1752人の参加者がCVDの主要転帰(CVD死亡、心筋梗塞、PCI、心不全、または脳卒中)を来した
介入後、眠前投与群の方が降圧薬が少なく、腎機能やLDLも改善し、血圧も低くなっている
全死亡率や脳卒中を含む心血管イベントが優位に少ないという結果になった
機序はよくわかっていないがRAASのピークが睡眠中にあり、
それを下げることで日中全体の血圧をさげる、といわれいます
また、過去のRCT眠前投与による副作用もほぼない様子