2020年3月1日日曜日

PRISのリスク

Propofol infusion syndrome: a structured review of experimental studies and 153 published case reports
Critical Care (2015) 19:398

SAHの管理でディプリバン高容量投与をすることがあり、Propofol infusion syndrome(PRIS)にならないかヒヤヒヤすることもあります。
どこまでの投与速度で投与すればリスクがあがるのかのヒントとなるstudyです。

リスクとして60kgの人では
・5mg/kg・h = 300mg/h =30mL/h 以上の投与
・20時間以上の投与
・累計360mg/kg=2160mg =216mL(4本ちょっと)の投与

30mL/hを超えそうなら早めにフェンタを増やしたり、ドルミカムを被せたほうがPRISのリスクは減らせそうです。