2020年6月27日土曜日

シンプルな診療

Minimalismという言葉がある

本質的には、物事を減らすことで本当にやりたいことに時間をかけるという意味なのだろうけど、一般的には異常なほど物をもたずに生活する人と認識されているのではないかと思う
家の物を全部倉庫に置いて、1日に1点だけ増やしていけるというフィンランドの映画
minimalismの本を読むと、大体200個ぐらいあれば生活できるらしい
しかし、それ以上に何もすることのない時間を作ることで本質的にやりたいことに時間を費やすようにしようということだ
このスタイルは個人的にも共感する

診療も手術も必要最低限を目指すスタイルでよいのではないかと思っている
不必要な治療、不必要な検査は複雑な結果を招き、結果的に患者のためにならないのではないか
物事はできるだけシンプルに
この患者にとってベストな何か、周囲の情報に惑わされずに意思決定すること
シンプルな診療こそ、一つのあるべき診療スタイルなのではないかと思う