2020年7月5日日曜日

脳卒中ガイドライン 追補2017年 くも膜下出血の攣縮管理のエビデンス

今更ではあるが、2017年追補版でいくつか攣縮管理のエビデンスが追加されていた

エリルとオザグレルが同等の水準として記載されているのが気になる。
エリルの有用性はレベル1での報告であるが、オザグレルはあくまでレベル2である
日本初で研究数も少なく費用もかかる。オザグレルが真に有用かはまだ議論の余地があるだろう。

また、スタチンに関しても追加で記載されていた
現在のところエビデンスは確立していないが、①安価で②副作用も少ない点で
使用する域値は低いだろう

攣縮はそもそもの機序が詳細にわかっていないため、
現在のところ集学的治療でなんとかやっていく他ないだろう

それぞれの施設基準に基づいた治療がベストとしか言わざるを得ない。