2017年11月13日月曜日

完全埋込み型ブレインコンピューターデバイス


Fully Implanted Brain–Computer Interface in a Locked-In Patient with ALS
N Engl J Med 2016; 375:2060-2066

ついにマトリックス、攻殻機動隊の時代のようなフューチャーライクなstudyです
オランダのDr.が行ったLock in syndromeに至った58歳のALS患者への新規デバイス埋め込み。デバイスはメドトロです。



運動野に硬膜下電極を設置して、左胸部に埋め込むことで完全埋込み型のデバイスとしています。手を動かそうとするとコンピュータを操作でき、28週後には患者は操作に慣れたようです。
ALS患者にはeye-trackingデバイスが有名ですが、運動野を筆頭に他の領域でのブレインマシーンインタフェースが出来てくると可能性が広がってきますね。