2020年3月22日日曜日

ロボット支援脳血管内治療

First-in-human, robotic-assisted neuroendovascular intervention

J NeuroIntervent Surg 2020;12:338–340.
先日のISCで発表されていたロボット支援脳血管内治療が論文になっていた
しかも脳定動脈のステントコイル。
腹腔鏡と同様、予後は変えないが術者負担は大きく減る可能性があるだろうし、
AI, リモートオペネーション, 放射線被曝回避など今後の技術的発展も期待される

ロボット支援血管内治療
basilar sidewall type

ロボット支援血管内治療の機械
ロボット支援血管内治療の機械
使用されたロボットはCorPath GRX Robotic System
現在はシーメンスに買収され、一事業として行われている
ロボット支援血管内治療の機械
ロボット支援血管内治療の治療の様子
術後の画像をみると、こんなに甘くていいのかと思ってしまうが、
日本人はむしろ詰めすぎなのかもしれない。
まだ準備の工数が多く、完全なチームワークが必要とのことだが、いずれ簡略化されていくだろう

先述したが、ロボット化の将来的メリットははかりしれない
・治療の補助もしくはオートメーション化
・遠隔治療
・放射線被曝回避
技術的発展を考えると生きている間には普及しそうだ。