2020年5月12日火曜日

Isolated sinusによるdAVFに対する小開頭直接穿刺によるDirect Sinus Packingの報告

Direct packing of the isolated sinus in patients with dural arteriovenous fistulas of the transverse–sigmoid sinus

J Neurosurg 88:449–456, 1998

Isolated sinusによるdAVFに対する小開頭直接穿刺によるDirect Sinus Packingの報告
Direct Sinus Packingでpubmedで検索してもあまり出て来ず、もしかしたら検索キーワードが悪いのかもしれない。教科書的にも引用文献は見当たらなかった。
1998年に行われた8症例の報告。

8症例のDirect Sinus Packing
8症例のDirect Sinus Packing

・5症例は事前に経動脈塞栓術で前処理(isolated sinus)
 isolatedされていたためにTVEが困難で、しかし全身麻酔も行っているためにコスト回収のために一部TAEが行われたのかもしれない
・Xpで穿頭位置を確認し、皮膚切開は直線的に5 cm
・sinusの直接穿刺によりマイクロカテーテルを留置
・コイルを詰めた後、サージセルで残りのdead spaseを埋めた

実際のシースやシースの置き方が気になる
教科書的にはシースごと皮膚を貫き縫合することでシースの抜去を防ぐと書いてあった
マイクロカテやコイルは何でもよいのだろう
一度は見ておきたい手術法である