Intracranial infectious aneurysms: a comprehensive review
Neurosurg Rev (2010) 33:37–46 DOI 10.1007/s10143-009-0233-1
IEによる感染性脳動脈瘤で治療を検討した一例があったため流し読み
IEによる感染性脳動脈瘤で治療を検討した一例があったため流し読み
疫学
・感染性心内膜炎の患者の3〜10%でおきる
・年齢の中央値は35.1歳
・HIV関連の場合、前方循環のproximalに紡錘状にできる・41.0%が嚢状で52.5%紡錘状
・57.4%がMCAにあり、17.6%がPCAの抹消にある
・動脈瘤が経時的に縮小せず、拡大している場合は手術適応
・年齢の中央値は35.1歳
・HIV関連の場合、前方循環のproximalに紡錘状にできる・41.0%が嚢状で52.5%紡錘状
・57.4%がMCAにあり、17.6%がPCAの抹消にある
診断
・神経学的症状のあるIE患者はDSA(gold standard)をすべき
・CTAはDSAに匹敵しうる
・MRIは4mm程度なら識別できる
未破裂感染性動脈瘤
・手術リスクが高い場合は保存加療
・保存加療では29%で動脈瘤は消失、18.5%はサイズが減少、15%は変化せず、22%はサイズが増加、15%で追加の動脈瘤が発生・動脈瘤が経時的に縮小せず、拡大している場合は手術適応
破裂感染性動脈瘤
・クリッピング、血管内コイル、またはいずれかによる動脈瘤のトラッピング
・心臓の手術後は抗凝固薬が導入されるため、血管内治療が好まれる傾向にある
・コイルなど異物をおくことで感染が助長したという報告はない
distalの微小動脈瘤が多いので、MarathonにED coilが多いのだろうか
通常の動脈瘤より当然リスクは高く、経過評価して増大傾向あれば手術適応といったところが妥当なところだろうか