2020年7月11日土曜日

内視鏡血腫除去の長期成績

Long-term functional outcome following minimally invasive endoscopic intracerebral
hemorrhage evacuation

J NeuroIntervent Surg 2020;0:1–6. doi:10.1136/neurintsurg-2019-015528

内視鏡血腫除去の長期成績
上2段がMISTIE trialの結果で差がなかった
今回内視鏡血腫除去に特化して自施設で比較してみると50% vs. 46%であった


これって差がないんじゃ・・・・
安全性はあると言っているが、少なくとも予後改善のための手術になりそうにないのは確かだ
早く覚醒を良くしてリハビリ促進のための手術、とこれまで言われてきたが、
果たして本当に手術をした方がよいのだろうか?
覚醒度改善による気切の回避はできそうだし、医療経済的に意味があるのだろうか?
もしくは、減圧の適応となりうる患者で、超高齢者に対して低侵襲で行うためのツールなのであろうか。
世界中でエビデンスを出そうとして出ない感が拭えない
一体何のための手術なのか