JAMA. 2017 Dec 19;318(23):2306-2316.
電磁波で腫瘍を治療するオプチューンのRCT
P: グリオブラストーマ患者
I: テモゾロミド+オプチューン郡
C: テモゾロミド単独群
O: Progression-freesurvival
(Secondary outcomeがOverall survival)
終末期に丸坊主にして電極をはるという事が一番のネック
約700人を2:1でランダム化割付
MGMT mutationも含め、baselineはほぼ同様
Progression-free survivalとOverall survival共にITT解析で有意差あり
Overall survivalの中央値16ヶ月→20ヶ月と4ヶ月の延長
年齢、MGMT mutation別に分けても有意差あり
副作用はそうはないけれども、見た目がやはり問題ではないか
<Comment>
・治療効果はあるとはいえ中央値4ヶ月の延長で見た目の問題を考慮すると広まらないのも無理はない
・一方で別のモダリティによる治療であり、今後、見た目の問題が解決していけば(より小さい電極や、摘出時に埋込み型のデバイス)日本でも使用されていく可能性は十分あるのではないか
・駄目だ駄目だと批判していると、気がついた頃にはついていけなくなってしまうので、時々キャッチアップしていきたいと思います。