2020年3月26日木曜日

CTは"撮影"、MRIは"撮像"を使うべき

脳神経外科医の使うCT, MRIの「撮影」「撮像」がまちまち

学会発表はもうバラバラです。
日本語の論文も撮影と撮像がバラバラです。
バラバラということは、明確な決まりがないであろうということは想像できますが、
どちらかを使わないといけないので、少し調べてみました。

CTとMRIの日本語訳
日本放射線腫瘍学会の用語集
日本放射線腫瘍学会の用語集
https://www.jastro.or.jp/medicalpersonnel/glossary/

放射線腫瘍学会の用語集には

computed tomography
コンピュータ断層撮影[法]

magnetic resonance imaging
磁気共鳴撮像[法]
とあります。

そのため以前、放射線科のエキスパートに
CTの場合は「撮影」、MRIの場合は「撮像」
と教えられたことがあります。
それはそもそもの日本語訳が上記の定義だからでした。

とはいえ、慣習的には「撮像」なんてほとんど使わないので、
どちらも「撮影」でいいような気もしますが、定義上はMRIの場合は「撮像」のほうが正しいようにも思います。

みなさんはどう使い分けていますでしょうか?