2020年3月13日金曜日

Wingspanは症例を選べば術後合併症は少なくて済む

WEAVE Trial
Final Results in 152 On-Label Patients

Stroke. 2019;50:889-894.

SAMMPRISで散々な結果を出したWingspanの市販後調査
症例を選べば術後合併症は少なくて済むという結果になった

症例を選べば術後合併症は少なくて済む

適応基準
・22歳から80歳
・症候性頭蓋内アテローム性動脈硬化狭窄症 狭窄率が70%から99%
・mRS≦3
・狭窄病変の血管領域で2回以上の脳卒中発症、内科的治療中に少なくとも1回の脳卒中発症
・治療/発症から8日以上経過

平均して80%狭窄がステント留置後は30%ほどに
Wingspan術前後の狭窄率
術前後の狭窄率
Wingspanの周術期合併症率
周術期合併症は少ない
Wingspan過去の結果との比較
過去のStudyと比べても合併症は少ない

SAMMPRISで適応基準と術者の技量が重要であるという強いメッセージが出たためか、
市販後調査では周術期合併症は許容できる範囲に収まっている
現在、長期経過も医師主導で追跡されているとのこと(WOVEN trial)で
結果が待たれる