2020年4月9日木曜日

テーピングによる傷の保護


Updated Scar Management Practical Guidelines: Non-invasive and invasive measures

Journal of Plastic, Reconstructive & Aesthetic Surgery (2014) 67, 1017e1025

ケロイド予防に有効なテーピング
形成外科領域ではよく行われているが、脳神経外科では使っているのをみたことがない
審美的観点からもケロイドは避けることができるのであれば避けるべきであり、今回形成外科領域のレビューを読んだ

エビデンスに基づいた傷処置
エビデンスに基づいた傷処置
シリコンシート、圧迫療法?(テーピング?)が有用との記載

直線的な創には保湿・テーピング・シリコンが有用
直線的な創には保湿・テーピング・シリコンが有用
他ケロイドや熱傷などの複雑な創へのレコメンデーションもあったが、
脳外科領域ではあまり見ないので割愛

テーピングの利点としては
・保湿
・傷のテンションをとる
・紫外線対策
があげられる
1ヶ月ほど貼って創が完全に治癒するまで継続するとのこと
テーピングの貼り方
テーピングの貼り方
https://www.nakagami.or.jp/column/k_geka_keisei/column-646/

脳神経外科領域では頸部・顔面の清潔な創部に対しては有用だと感じた
実際には挫創やhair line内の創が多く、使用する機会は少ないかもしれない