新型t-PAのテネクテプラーゼ vs 従来品のn=200のRCT
main outcomeは虚血領域の50%以上の再灌流で非劣勢かつ有意が示された
また secondary outcomeとして90日の転機改善(mRS)を認めた
発症から病着までの時間がテネクテプラーゼ群の方が短い
出血リスクは変わらず、再灌流率の向上だけでなく転機改善すらする
明らかにmRSを改善する
72時間までのNIHSSは変わりない
・日本で取り組まれているt-PAをskipして血栓回収療法を行うSKIP studyを考えると、LVOにおいてt-PAの役目は終わりつつあるのではないか
・study designにおいてもOncet to doorに違いがあり、影響されている可能性は十分考えられる
・コウモリの唾液から日本で開発中のデスモプラーゼは臨床成績が振るわないし、t-PAよりかはいかに血栓回収につなげるかが患者のアウトカムに影響しそう