Antithrombotic Therapy after Acute Coronary Syndrome or PCI in Atrial Fibrillation
N Engl J Med 2019;380:1509-24.
どの組み合わせが最も有用か実際のリスク−ベネフィットを鑑みて行われた2×2割付の多施設共同RCT。
2x2はエリキュース/ワーファリン と バイアスピリン/ プラセボ群。
出血リスクを考えるとエリキュース単独でいい
warfarin vs. apixaban で出血リスクはapixabanが少ない(優位かつ非劣勢) aspirin vs. placebo で出血リスクはplaceboが少ない 2x2ではapixaban単独が出血リスクが少ない |
死亡率と再入院を鑑みるとどれもかわらない
他リスクとベネフィットを細かく解析されているが、
総じてエリキュース単独で出血リスクが少なく、虚血性イベントは差がない状況
リスク層別化と軽症〜中等症への適応
エリキュースは効きにくいからこそ出血リスクが少なく、
虚血性イベントに差がでないほどには効いているからこういった結果がでるのか。
患者本人のリスクアセスメントは循環器内科医にしかできないが、
不要な抗血栓薬が減るのであれば、脳出血や外傷で対応する脳神経外科としてはありがたい。