2020年7月19日日曜日

低ASPECTS (≦6)でも血栓回収で良くなる可能性がある

Mechanical thrombectomy in patients with acute ischemic stroke and ASPECTS ≤6: a meta-analysis

J NeuroIntervent Surg 2019;0:1–7.
doi:10.1136/neurintsurg-2019-015237

低ASPECTSに対する血栓回収のmeta-analysis
・17の研究、ASPECTS 0~6の1378人の患者(1194 人のMT、184人の保存加療)を対象
・MTおよび医療管理後のmRS 0–2の割合は、それぞれ30.1%および3.2%。
・ASPETS 6と5はmRS0-2が37.7%と33.3%
・ASPECTS 4は約25%、ASPECTS 0~3は14%のみ

ASPECTS0-3で14%もmRS0-2というのが驚き
・右側かつ若年なのだろうか
・CT lowが出てもFLAIRでhighになっていない状況なのだろうか
・もともと側副血行路が発達しているATIBI typeなのだろうか
・過去の脳梗塞巣も含めたASPETSなのだろうか

低ASPECTSの中でも予後改善が期待できる症例がいるはずである
因子が気になるところ